闇と光 第34話 アリス2

アデルソン様の部屋にきました。入ってみるとあの男の人がいます。勝負の時とは違い、優しい笑顔で微笑んでくれています。私は危険な香りがする男性がタイプです。あのギャップが私をドキドキさせます。だけど私は命すら危うい身です。無駄かもしれませんがアデルソン様に自分の気持ちを素直に伝えましょう。

 


精一杯気持ちは伝えました・・・。お願いします。私はまだ生きたいです。あの素敵な方はハイロリ様と言う名前なのですね。私の命は助けてくださるそうです。神様ありがとうございます。奴隷でも遊郭でもどちらでも構いません。その場所で精一杯頑張らせていただきます。

 


私のことを自由の身にしろとおっしゃってくれました。ハイロリ様はなんてお優しい方なのでしょうか。敗者である私にお情けをくださるなんて。今の私にそんなに優しくされてしまっては好きになっちゃいますよ。でも私は売られてしまいます。叶わぬ恋のことを考えてしまってはあとで辛くなります。アデルソン様とハイロリ様が言い合っております。まるで子供の喧嘩のようです。しかし初対面のはずでは・・・。私から見ても気心の知れた仲の良い姿に見えます。なにがあったのでしょう。

 


リヒテル様が止めなければずっと続いてたような気がします。ハイロリ様が私のことを可愛いと言いかけておりました。気になる男性なので素直に嬉しいです。

 


ハイロリ様に身請けしていただけるのですか!ハイロリ様なら私のすべて捧げてもいいです。妻はおこがましいですが・・・いつか1人の女性として見ていただけれるように頑張ります。おや・・・ハイロリ様の様子が。そんな・・・私はハイロリ様がいいです。なんでもしますからハイロリ様のお側に置いてください。やはり私ごときではダメなんでしょうか・・・。

 


奴隷ですか!私は構いません。元より私はハイロリ様にすべて捧げるつもりです。奴隷紋ではなくタトゥーにしてくれるとおっしゃいました。しかもデザインは私に決めさせてくれるなんて。さすがハイロリ様。尊く見えてきました。生涯あなた様についていきます。

 


デザインは紫のスミレにします。ハイロリ様への忠義の証。そしてハイロリ様への愛の証です。私はあなた様の物であるという証明が自分に刻まれるのが幸せです。ご主人様。私はどこまでもついていきます。

 


先に私の家に行こうと言われました。そうですね。ご主人様とご一緒に暮らすわけなので荷物を纏めないといけません。

 


私をお捨てにならないでください。ご主人様。私にはあなた様しかおりません。泣いてしまいそうになります。部屋に入ろうと言ってくださったので部屋へ案内いたします。男の人を連れてくるのは初めてなのでドキドキします。あ、洗濯物がそのままになっています。ご主人様に失礼なので早く片付けなければ。

 


さて、ご主人様を説得しなければなりませんね。私のこの誓いを見てください。ご主人様への愛の証なのです。ご主人様に仕えてくれと言われました。私とても幸せです。

 


ご主人様と話していると落ち着きます。子供っぽいところもありますが、そこがまた可愛らしい。あの勝負の時の姿が嘘のように思えます。そのギャップに私はイチコロです。できることならこのお方と添い遂げたい。ですが望みすぎてはダメですよね。荷物を持とうとしたら命令されてしまいました。それはずるいです。私の仕事なのに。でもご主人様の命令ならどんなことでも聞きますよ。

 


ご主人様のお部屋はとても豪華です。私のためにドレッサーも用意してくださいました。1人の女性として扱われているようで幸せすぎて私はおかしくなってしまいそうです。

 


私の装備も見繕ってくれました。なんて素晴らしいご主人様なのでしょうか。あ、ヴェルンドさん私はご主人様ともっと仲良くなりたいです。

 


服も買ってくださるみたいです。一緒に選んでいるとデートしているみたいですね。露出が多めの服がお好きのようです。ご主人様色に私を染めてください。

 


用事があるようだったので私は食材の買い出しに向かいましょう。今夜はなんと歓迎会として外食なさるようです。大好きです。ハイロリ様。

 


どうやら私が先に着いたようですね。なにやら荷物が転送されてきました。片付けて差し上げなければ。可愛い薄手の服やらチャックのついた下着、もう見えてしまっているものまであります。フーカお姉ちゃんに教えていただいた時の小道具まであります。これがご主人様の好みなのですね。精一杯ご奉仕しなければ。

 


ご主人様に好みのタイプを聞かれました。私のタイプはご主人様ですよ。私の体型を魅力的と言ってくださいました。ご主人様の好みをさりげなく聞いておきました。恥ずかしいですが、ご主人様のためなら好みに合う女になります。

 


ご主人様が私との出会いに乾杯してくれました。もう私の心はあなたのものですよ。魚の骨ならいくらでも取りますし、いくらでもあーんしますよ。私がいないと生きていけないくらい尽くします。あ、ご主人様との間接キスです。ドキドキが止まりません。子供みたいなところが私の本能をくすぐります。私がお願いするとご主人様は聞いてくれます。甘えたら甘えさせてくれるのでしょうか。

 


ご主人様と夜道を歩いているとうっとりしちゃいます。腕を組んで甘えたいですが、ここは我慢します。

 


お風呂の準備をしにいくと、お風呂も豪華で驚きました。ここで毎日一緒に入れるのですね。

 


少し妄想に浸っているともうお湯がたまってしまいました。呼びにいくと、ご主人様は凄い剣撃を放っておりました。ますますご主人様に心を奪われてしまいます。汗だくなご主人様はとてもセクシーです。お風呂で洗ってあげなければ。

 


ご主人様がお風呂に行ったので、私も向かいます。ご主人様に見られると思うと入る前からキュンキュンしてきます。私の心臓の音が聞こえてしまわないか心配です。

 


あぁ・・・。ご主人様が私を見ています。もっと見てください。私はあなたの物なんですから。ご主人様の視線が私から離れなくて嬉しいです。あ・・・。ご主人様の体が私に反応してくれています。洗いやすくていいですね。ご主人様が洗ってくださるんですか!隅々まで触ってください。ご主人様・・・そ、そこは・・・。声が出てしまいます。息も乱れてしまってます。私も思わずご主人様を洗い返してしまいます。ご主人様。私はご主人様が欲しいです。

 


浴槽に入ると星空が現れました。ご主人様に腕枕してもらえるなんて。ご主人様が恋人のように思えました。私のことを綺麗って言ってくれました。夜のご奉仕も私頑張っちゃいますよ!ご主人様に先に上がっていただき、お借りしたあの下着をつけます。ドキドキしてしまいます。

 


ご主人様はお休みになるようです。ちょっと残念ですが仕方がありませんね。ご主人様がソファーで寝るのはいけませんよ。私がそこで寝ます。ご主人様がベッドを叩いて呼んでおります。私をご所望のようです。嬉しくて飛び跳ねてしまいそうになりました。

 


ご主人様はなかなかきてくれません。でも私はもう我慢できません。あ、ご主人様また反応してくれている。可愛いすぎてキュン死しそうです。あぁ抱きしめてくれました。私の匂いを嗅いだり、顔をすりすりしております。もっとしてくださいご主人様。

 


ご主人様!私の好きな人はあなた様です。ですから好きにしてください。むしろ好きにされたいです。私のことを好きって言ってくれました。美貴様が奥方様なのですね。私は側室で構いません。美貴様の説得は私がしますから。ご主人様は魅力的な男性なのでもっと増えても構いません。

 


今何と言いましたか!?私をご主人様の女にしていただけるのですね。ぜひお願いします。私が愛を誓うのはあなた様お一人です。

 


お願いされちゃいました。ご主人様とお呼びしますよ。私はご主人様と呼びたいですから。鏡がでてきましたね。ご主人様と私の姿が見えます。キュンキュンしてきました。照明もピンクに変わりました。これからご主人様とひとつになることができるのですね。私経験はないですが、フーカお姉ちゃんに教えて頂いたのでばっちりですよ。料理も教わったのでご主人様にもっと見てもらえるように頑張ります。

 


優しくしてください・・・。でももっと激しく。私を壊れるぐらい愛してください。

 


朝になってしまいましたね。もっと愛して欲しいです。ご主人様に頭を撫でられたり、愛してるといっぱい言ってもらえました。これからは甘えていいそうです。遠慮なく甘えさせていただきますねご主人様。

 


暖かいものが私の体から流れ落ちています。シーツもぐしょぐしょになってしまいましたね。ご主人様のせいですからね・・・。あんなことをするから・・・。子供が欲しいということなので、マナでできなくするのはやめましょう。私も早くご主人様との子供が欲しいです。寂しいですが、また夜に愛してくださいね。

 


ご主人様・・・愛しております。