闇と光 第62話 黒い悪魔
オレは残り少ない時間で彼女達を抱きしめ、彼女達と出来る限り触れ合った。唇は常に塞がっている状態だった。その場ですぐにしていたので2人の部下達からボス可愛い。テイラー様が赤くなってる。など声援が飛んでいた。そろそろ幸せな時間も終わりを迎えるようだ。
「カーチャ。チャーリー。レナ。次はもっとゆっくり過ごしたい。部屋の中で愛を語り合いたいな」
「うん。いいよ。優しくしてねカラスさん」
「あん。いいわ。でも痛くしないでね。痛いのも嫌いじゃないけどネ。愛しのハビーちゃん」
「心ゆくまで私を堪能してくれ。でもはじめてだから・・・や、優しく頼む」
「もちろんだよ。愛してる。さぁ・・・オレの愛を受け取れ」
「あはっ!カラスさんが私に入ってくる。私も大好きよ」
「あん。溶けてなくなっちゃいそう・・・。人魚姫にでもする気なの?私も愛してるわ。マイラブ」
「・・・恥ずかしい。私も愛しています。マイキング」
こうしてオレ達は離れることになる。オレは余韻を噛み締めるかのように転移塔の上で街並みを見下ろしていた。
一方その頃。掲示板は噂の彼の出現により加速していた。
祝!日本支部初優勝!!アーサー様おめでとうpart1
000001アーサー教信者
アーサー様流石です
優勝できると信じておりました
000002カポネ教信者
エセ勇者はなにもしてないだろ
000015名も無きプレイヤー
悲報
美女達の唇が奪われる
000016名も無きプレイヤー
公開プレイわろた
000082名も無きプレイヤー
3人がメロメロ羨ましい
000124名も無きプレイヤー
3人の表情可愛かったな
000153名も無きプレイヤー
>>124 魔王様に殺されるぞ
000181名も無きプレイヤー
魔王様が配下も獲得していたな
000220名も無きプレイヤー
現れるなり魔王様がデキウス襲撃して面白かった
000257魔王教信者
アサ吉など足元にも及ばない
魔王様こそ神
私もハーレムにいれてください
000312名も無きプレイヤー
魔王教できてて草
000458名も無きプレイヤー
魔王様の殺気やばかったな
鳥肌立ったぞ
000526名も無きプレイヤー
魔王様の黒いのなに?
000631名も無きプレイヤー
1人だけチート
000825名も無きプレイヤー
イエスorデス
001093名も無きプレイヤー
デキウス面白いな
001126名も無きプレイヤー
しれっとお願いする魔王様
001367名も無きプレイヤー
どうやったらあそこまで暴れられるの?
001425名も無きプレイヤー
>>1367 乱入できるようになればいける
001789名も無きプレイヤー
アサ吉の場違い感www
002014名も無きプレイヤー
魔王っていうより悪魔だな
002466名も無きプレイヤー
女を誘惑する悪魔
002796名も無きプレイヤー
私も誘惑されたい
003122名も無きプレイヤー
悪魔王様の女性信者増えすぎじゃね?
003171名も無きプレイヤー
オレの女って堂々と言われたい
003563名も無きプレイヤー
文句があるやつは全員かかってこい
かっこよすぎた
003892名も無きプレイヤー
ご主人様はちゃんとご主人様だったな
004356名も無きプレイヤー
この世界に悪魔が1匹紛れ込んでいる
004876名も無きプレイヤー
昨日黒いの出す男を見たわね
005036名も無きプレイヤー
アーロンちゃんをお姫様抱っこしてた
005128名も無きプレイヤー
アーロンってごみサンドバッグのおっさんじゃん
005347名も無きプレイヤー
悪魔は男も好き
005720名も無きプレイヤー
おっさんとキスしてたやつ昨日いたな
006134名も無きプレイヤー
>>5720 それが黒の悪魔?
006519名も無きプレイヤー
街探せばいるんじゃね?
006812名も無きプレイヤー
とりあえずハーレムしてるのが黒い悪魔
007123名も無きプレイヤー
ハーレムしてるやつをマークしろ
007236名も無きプレイヤー
チーレムに憧れてのメンバーが勝手に探すんじゃね?さっきから呪いの言葉放ってるし
007427名も無きプレイヤー
>>7236 試験突破できずにこっちにきた負け組か
007795名も無きプレイヤー
最前線組の誰かではないの?
008012名も無きプレイヤー
>>7795 最前線組にあんな強いやついない
008130名も無きプレイヤー
黒い悪魔って1番最初に街に到達したやつじゃね?目撃情報ないし
アサ吉カポネは1番否定してるし
008369名も無きプレイヤー
悪魔は街に潜んでいる
008754名も無きプレイヤー
悪魔狩りだ
009162名も無きプレイヤー
返り討ちにされる未来しか見えない
しばらくフードの男の情報を求めて掲示板の賑わいは続いた。その本人はこの事実を知らない。ハイロリは掲示板に興味がないからだ。掲示板を見るくらいなら彼女を見ていたいそういう男だった。最初はぼっちが寂しくて見ていた。ただの寂しがり屋の男である。
この日ハイロリの呼び名が増えた。魔王。悪魔。最終的に黒い悪魔と名付けられた。そして黒い悪魔のファンも増えていた。男達はその狂気的な行動と強さに憧れる。女達は奪われたい願望と独占的な愛に憧れる。
それと同時にハイロリに対する敵意を持つ者も増えていた。彼らとハイロリが相対する時はそう遠くない。円卓の騎士、カポネ組の一部からもヘイトをもらっていることを彼は気づいていない。
3人にはまた来年会えるよな。次の期間中はずっと一緒だぞ。カーチャ。チャーリー。レナ。7人に囲まれたらオレは幸せ死できるかもしれない。死に戻りできるうちに幸せ死の耐性を身につけれるかな?まぁそんな死に方ならオレは満足だがな。
さて日課だ。お姉さんの匂いを堪能しよう。このためにオレは倒れたのだ。元々の動機がそれだったのだ。
アイシステム起動。
これで全部ではないな。最初に見た人数よりも少ない。対抗戦が終わったからといって全員いるわけではないのか。ああそうか。先のエリアにも街があったんだったな。ここと同規模の街なのだろうか。いつか行ってみればわかるか。
住人達も入浴している人が増えている。いい匂いが増えた。聖地遊郭ゾーンも賑わいを増して甘美な匂いがより濃くなっている。来訪者達も利用しているらしいな。男達に混じり女達の匂いもする。そういう女の子は嫌いじゃない。でもどんな女の匂いもオレの彼女達には劣るな。あとは先の街に新たな彼女候補がいるかどうかだが・・・。焦らずともじきにわかるさ。
アデルソンのエリアは1日中賑わってるな。さすが悪人エリアだ。ラルカスさんの方は仕事が終わり静かかと思ったが、争いの匂いがする。くノ一。名前の響きからしていいな。今日はみんなくノ一になってもらおう。元はオレが持ってきた火種だ。くノ一の拷問ならいくらでもやろう。痛くしないから安心してね。可愛がる拷問だからね。ふふ。
ん?匂いが途切れる点がある。あそこだけなにも匂いがない。おかしい。どうなっている。なにか障害物があるかのように異様な雰囲気が漂っている。行ってみるか。