闇と光 第11話 涼宮美貴1

ど、どうしてこうなったのよおおおお!!エチねぇこと涼宮美貴です。今、私辱められてます。はじめてをとられるのかと思ってたのに・・・。とられなくてよかったんですけど・・・。

 


ベッドに押し倒されて、そのまま抱き締められたの。その後、ほっぺすりすり・・・すごいくんくん嗅がれてるし・・・頭もいっぱい撫でられました・・・。は、恥ずかしい・・・。それに、腕枕とかはじめてされたわ・・・。

 


そして今はというと・・・。

 


「美貴ちゃんの心臓の音すごい速いね。神々しい2つのお山様の匂いもいい匂い」

 


彼は私の胸に耳を当てている。そしてついでにくんくん・・・。どんだけ嗅ぐのよ・・・。

 


「恥ずかしいからや、やめてよ・・・。それにちっちゃくてごめんなさいね・・・」

 


その間に私の心音は爆上がりである。胸が苦しくなるくらいの速さ。

 


「えぇやだよぉ。聞いててすごい安心するんだもん。オレはこのサイズが好きだし、1番魅力を感じるから気にしないで。自分の胸を嫌いなのかもしれないけど、オレの前限定でもいいから誇っていいんだよ。どんな胸よりも尊い胸だ。すりすりすると感触もすごい気持ちいい〜〜。服ごしでもすごくいいよミキちゃん」

 


安心するのか・・・。されてて嫌じゃないけど・・・。貧乳なのに・・・どこがいいんだろうこんな胸・・・。ちょっと嬉しいけど・・・。でもほっぺすりすりはやめてぇぇぇ。恥ずかしくて死んじゃいそうだから・・・。そ、そうだ気をそらせなきゃ・・・。

 


「あ、ありがと・・・。でもすりすりは流石に恥ずかし過ぎて・・・こうゆうの初めてだから・・・。そういえばなんで身体強化使えたの?」

 


「可愛いすぎて、心臓の音やばいんだけど。ほら美貴ちゃんも聞いてみて。

 


美貴ちゃんがナビしてくれる日に毎日してたら慣れるよ。今スキルレベル爆上がり中なんだよね。それにめっちゃ癒されるんだよ。美貴ちゃんから甘い匂いするからね。だから毎日しよう。そうしようね。

 


ステータスオープン!見てみて。いろんなスキル生えたんだよね。はじめて会った時、匂い嗅いでたり、凝視してたら、いつのまにか使えるようになってたんだよ」

 


彼はそう言いながら胸に私を押し付け、ギューっと強く抱きしめてきた。すりすりは回避したものの、これはこれでやばい・・・。彼の鼓動もまた速かった。聞いてて安心するの意味がわかった気がした。でも毎日って・・・。スキル欄を見てみると・・・。

 


「えっ・・・ありえない・・・。なんでこんなスキルが・・・。しかも取得が難しいスキルまで・・・。レベルも高いし・・・。ほ、ほんとに上がってるし・・・。どうなってるのよまったく・・・」

 


「スー・・・スー・・・」

 


って寝たのかよ!?うーー・・・動けない・・・。でも彼の匂いっていい匂い・・・呼吸する度にドキドキしてしまう。わ、私もしてみようかな・・・。私は抱き返してみた。

 


暖かいし、安心する・・・。離れたくないなぁなんて思ってしまったり・・・。そう思っていると、私の意識は途切れたのだった。

 

 

 

ん・・・寝ちゃってたようね。彼はまだ寝てるようだ。

 


「ふふ・・・、かわいい寝顔しちゃって。責任とってくださいね。私をこんなにしといて。それに知ってるんですからね。私の太ももにずっと変な硬いもの当たってましたよ・・・。でもなにもしないし・・・大事に見てくれるのかなぁ・・・なぁんて」

 


私はギューっと彼の顔を胸に抱きかかえる。

 


「なんでも聞くって言ったからしょうがなくなんだからね・・・ふふふ。すりすりするのって気持ちいいのね・・・。時間止まってくれたらいいのに」

 


そう言ってしばらくした後であった。私の胸になにかすりすりしてくる。

 


「お、起きてたのぉぉぉ!?いつから起きてたのよ!!」

 


「最初から?頭半分ずつ睡眠と活動できないかなぁってやってみたらできたよ。美貴ちゃんの胸に顔を埋めるのって幸せだね。この柔らかい感触があーーはぅーー」

 


「ちょ、ちょっとぉ・・・。てかそんな簡単に言うなし・・・。最初からって・・・、全部聞いてた・・・の?」

 


彼は満面の笑みを浮かべて言った。

 


「聞いてたよ〜。むしろ、寝顔も可愛くて悶え死にしそうだった。変なの当たっててごめんね。匂いで反射的にオレのマナちゃんが暴走していたよ。すりすりもギューもいっぱいしてくれていいんだからね。オレもしたいしされると喜ぶから。責任はとってもいいけど・・・、オレでいいの?」

 


やってしまったぁぁぁ!もうお嫁にいけなぃぃぃ!あ、もらってもらえばいいのか。じゃなくて・・・ど、ど、どうしよう!?

 


私の心はいつのまにか彼に盗まれてしまっていたのだった。