2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
白銀の門からマントに身を隠した人がゆっくりと歩いてきた。アヤネは姿を見た瞬間、身構え臨戦態勢となる。一瞬にして相手の強さを悟ったのだ。 「命唱。我はアヤネ。ハイロリ様の妻にしてハイロリ様の剣なり」 「・・・マントを剥がせたら名乗ってやるよ」 …
「奇しくもハイロリの妻同士の対決。さぁ結果はどうなってしまうのでしょうかっ!?残念ながら私の力では実況することはできません・・・どこかに行ったデキウス様に苦情をどしどしお寄せくださいっ!!」 アヤネとアリスの中心から風が吹き荒れる。球体が2…
っふ・・・思ったよりダメージが大きい。いってぇな・・・しかし痛いということは生きているということ・・・ゴブ羽よ・・・オレはまだ生きているっ!! ・・・!マナが語りかけてくる・・・手伝ってくれるというのか・・・我が友よ。託されたくせに無様な姿…
ハイロリの不意をついた一撃はゴブ羽にヒットしたがまったくダメージを与えることができなかった。ゴブ羽が動き出す。 「次はこっちからいくぜっ!!集えっ!!ゴブ馬俑っ!!」 ゴブ羽が地のマナによる兵を繰り出す。その数3000体。一斉にハイロリへ襲いか…
ハイロリはその場から一向に動く気配がない。ゴブ羽が一歩ずつゆっくりと近づいてくる。 「・・・もうあんた1人だ。先生だって知っているだろ?とっくの昔にオレの方が先生より強くなっているということに・・・そして皇帝となった今さらに強くなった。たと…
少数精鋭となった皇帝軍がハイロリ達へと迫る。一糸乱れぬ同時攻撃。反乱軍の兵力は減っていく。しかし皇帝軍の将兵達のダメージも大きい。繰り返す攻撃の中、ゴブ布により着実にダメージは刻まれている。深紅の薔薇の攻撃を避けた後では皇帝軍の将兵といえ…
ゴブ羽が斧槍を構えてハイロリへとすぐ様襲いかかる。しかしハイロリは闇となり姿をくらました。静けさが漂う五丈原。 「ぷはははっ!そこで攻撃を仕掛けてくるとはさすがの弟子だな」 「ゆけ黑州兵っ!!」 ハイロリ目掛けて黑州兵が転移してくる。ハイロリ…
ゴブ羽は首都を再び洛陽に戻した。焼かれた街や城もかつての栄華を取り戻している。そんな洛陽の港に漆黑の船が来航する。 港は厳戒態勢。兵の姿がある。謎の黑船により妖国の巡視船が次々に沈没させられているからだ。民達は何が起こるのかと野次馬となり、…
妖精の星妖王国。新生王国軍による政治方針が示される。鎖星は解除しなかったものの、ハイロリの教えを継承した素晴らしき方針であった。元より民達に人気のあったゴブ羽軍。あっという間に民達に慕われる王となる。重役の任命式も行われた。そこにゴブロリ…