闇と光 第45話 ペットゲット

おはよう。ステキな女の子達に囲まれて迎える朝はなんて素晴らしいのだろう。3人ともすやすや幸せそうに寝ている。今日は3人同時にいたずらしよう。そうしよう。

 


しばらく3人と戯れているとアリスが朝食の準備をしてくると起きていった。美貴もアヤネも手伝うといっていたが、昨日泣いていた寂しがりのオレを1人にしないであげてと言って今2人は両側にいる。うん。寂しいからそばにいて。

 


ふふ・・・そしてようやく1人じゃなくなったぞ。1人コントしてるような書き込みはニヤニヤしてしまったが・・・気持ちはわかる。アーサーといったな。勝手にライバル視されては困るぞ。オレのライバルはオレ自身だ。一昨日きてくれアーサー。

 


カポネはがっちりモノホン臭がするね。戦闘能力を持った集団というやつですか。あ、銃頼んでおいたのできてるかな。ヴェルンドのところにあとでいってみよう。

 


さて本格的に強くならなくてはいけない。闘いの時のアリス、アヤネはやばかった。だが多重命唱した時の力はもっとやばかった。ということで多重命唱を普通に使いこなせるようになるのが目標だな。

 


朝食を食べた後美貴にステータスを見せてと言われたので見せてみた。

 


ステータス

ハイロリ  レベル1

称号-スピードキング-

 


スキル

弁解  SLv5

 


マスタースキル

嗅覚強化  視覚強化 並列思考 思考加速

身体強化 部分強化 性感度強化 集中

記憶力強化 大根役者 変態 マナ操作

触覚強化 性欲強化 聴覚強化 共鳴

半球睡眠  休息強化 マナ行使 情愛

兎 威圧 念話 獣魔言語 性別鑑定EX

マナ吸収 マナ干渉  鑑定 創造

性技 ぬすむ フェロモン 看破

詐術 気配感知 乱打 演算強化

単純明快 カリスマ 危険察知 罠知識

隠蔽 気配遮断 練気 解錠 闘気 命唱

味覚強化 模倣 多重命唱 多元命唱

 


称号

スピードキング  涼宮美貴の寵愛 夜の帝王

 


あ、美貴のお気に入りから寵愛に変わってる。美貴よ。照れるぞ。

 


「うん・・・突っ込むのはやめるね。夜の帝王っていうのは問いただしたいけども」

 


夜の帝王・・・1000人以上の女性の心を奪い去った者に届ける称号。

 


あれ・・・。散歩してた時しか考えられない。だからお姉さん達は熱い視線をくれていたのか。罪な男ですまんな。創造と命唱、マナ関連しかいらない気がするのは気のせいだろうか。結局のところそれでやろうと思えばなんでもできるはず。

 


そういえば、美貴も戦いの訓練をすると言い出した。アリス、アヤネそしてハイロリさんに置いていかれるのが嫌なんだそうだ。

 


みんなでご飯を済ませ、とりあえずヴェルンドの工房と看板をもらった道場にいこう。そういえばヨシツネがお世話になっている女の子はアヤネの元同僚のお姉さんだった。なんて羨ましい。大人の階段を登るヨシツネ。未来の弟だ。素直に祝福してやろう。

 


アリスにラルカスさんのところにお使いに行かせた。道場の進行状況の確認のためだ。ラルカスさんのことだからもうできていても不思議ではないのだが。アヤネを師範にしようと思っている。初期の門下生確保のため、あいつらを門下生にしようと思う。

 


美貴とアヤネを引き連れヴェルンドの所に到着した。

 


「頼んどいたものできたか?」

 


「おう最優先で作ってやった。感謝しろ」

 


作ってもらったのは硬い剣2本、刀1本、銃2丁、そして黒いロングコート式の軽鎧。なぜならかっこいいから。あとは認識阻害機能付きのマント2つ。オレの可愛い女の子達をわざわざ他の人に見せる必要はないからな。独占欲が強いんだオレは。

 


「アヤネに刀を渡すとして、美貴は何が欲しい?」

 


「うーん・・・。銃にしてみようかな」

 


「あと接近された時ように剣も渡しておくね。オレの使ってる剣だけど。ヴェルンド話は聞いていると思うが道場を作る。そこの武具も頼む。アヤネを師範に置くつもりだからあとで聞いてやってくれ。あとオレの女達の要望も随時聞いてやってくれ。それとマント2つ追加で頼む。あとは・・・」

 


ついでにオレの追加の武器も頼む。オレの武装が硬い剣2本と短剣2本になったからな。さてつぎは道場だ。道場に着きアヤネを師範にすることを告げる。するとやはり反発の声が上がる。アヤネやってしまいなさい。

 


手合わせをさせたのだが、アヤネが全員瞬殺していた。そりゃそうだ。オレも目を疑ったくらいだからな。姐さんとアヤネが慕われるようになったのを嬉しく思う。そしてアリスが合流した。やはり既に完成したようだ。農地の一角を丸々潰してくれたらしい。ラルカスさん・・・さすがの仕事だ。

 


オレ達の道場に着いた。素晴らしい。ついでにラルカスさんに設備もねだってみたら快く了承しくれた。ありがとう店長さん。さてでは司令を言い渡そう。

 


「これからアヤネを師範とする。お前らも日々精進するように。それでは本題に入る。この街の道場のすべてを喰らえ。看板を力の差を見せつけて奪い、この道場に統合する。

 


違う流派を複合させ新しい流派を作る。他の道場のやつらをすべてこの道場の門下生にしろ。こだわりを捨てあらん限りの技術をすべて喰らい尽くせ。その上で新しい流派を作ること。それがオレからの司令だ」

 


ざわざわし出す。しょうがない。4重命唱をしてからオレは言う。今度は痛くない。どうやら耐えられるようになったようだ。威圧をこめてオレは言った。もちろん可愛い子猫達には飛ばさない。

 


「がたがた抜かすな。オレが聞きたいのはイエスのみだ。イエスorデス。好きな方を選べ!オレのことはキャプテンと呼んでくれて構わない!」

 


「「「「「イエッサーキャプテン!!!」」」」」

 


「慶太はなにしてるのよ・・・」

 


「あら素敵じゃない美貴。私はついていくわ」

 


「ご主人様素敵です。どこまでもお供します」

 


「アヤネもアリスもそういうノリなのね・・・。私もついていくわよ」

 


さて話は纏まった。バイトしにいこう。

 


再びラルカスさんの元に着く。オレはラルカスさんに尋ねた。複数の鯖をまたいで鑑定できないかと。とりあえず3鯖分10万羽ずつやることにした。

 


いくぜ。4重命唱!!鯖の壁なんて超えちまえ!

 


いつも通り整列させ、点呼する。そして小さいフカフカの巣箱を目の前に展開する。魔獣対策として取り入れた動作だ。黄色い豚どもは狭い所に入りたいって言ってたからな。母鶏のお腹の下が好きなようだ。

 


ん?2匹出遅れたぞ。魔獣初発見!!マナで檻を作り捕獲する。とりあえずこの場に連行してきてもらおう。

 


「さてオレの言葉はわかるな?今日のご飯は焼き鳥になりそうだな」

 


「「ピィピピィ(自分達は魔獣じゃありません。助けてください)」」

 


「へぇ・・・可愛い雛達が魔獣なんて言葉知っているのかね?」

 


「「「「「ピィ!(知りません)」」」」」

 


「だそうだ。オレの前でよく嘘をつけたなぁ。晩飯よ」

 


「「ピィ・・・ピピピピィ(すみませんでした。なんでもしますのでお命だけは助けてください)」」

 


「ほう命乞いか。だがお前らを食べる予定が既に決まっていてなぁ」

 


「「「可愛いっ」」」

 


「え?美貴さん?アリスさん?アヤネさん?」

 


「可愛いから食べるなんて可愛そうよ。慶太」

 


「ハイロリ様。私飼いたい」

 


「ご主人様。私が調教しますのでどうか」

 


3人にねだられたらしょうがない。飼いますか。

 


「しょうがない。だがオレの女になにかしてみろ。命はないと思え。名前はピヨ吉とピヨ子な」

 


「慶太。もっと可愛い名前が・・・」

 


「いやこいつらも気に入ったと言っているぞ美貴。そうだろ?ピヨ吉、ピヨ子」

 


「「ピィ!(気に入ったであります!!なにもしませんのでお側に置いてください)」」

 


「ほら気に入ったって」

 


この日ペットが2匹増えた。