闇と光 第83話 ハイロリの闘い5

「ハイロリの敵は残り少なくなってきた。残すは円卓の騎士。アマゾネス。台風。異世界に行きそびれた者達の4つの集団になってしまった。次に狙われるのはどこの集団だ。これは・・・異世界に行きそびれた者達だ!ハイロリはゆっくりと歩いて向かっている」 …

闇と光 第82話 ハイロリの闘い4

「ふぅ・・・つまらぬ物を灼いてしまった・・・悪く思うなよ。せめてのもの慈悲だ・・・安らかに眠ってくれ・・・。 テンション下がっちゃったなぁ・・・。なんかやる気が失せてきた・・・はぁ・・・まだいっぱい残ってるな・・・なんかテンション上げる方法…

闇と光 第81話 ハイロリの闘い3

「標的は新撰組だぁぁぁ!おや、彼らの様子がおかしいぞ。どうする気だ!?」 「1対1で戦いたいところだが敵わない。降伏する。切腹するので非礼を許してほしい」 「なんとまたしてもハラキリだ。ハイロリはどうする?またしても受け入れるのであろうか!?…

闇と光 第80話 ハイロリの闘い2

「・・・これで足りないのはわかっている。オレが自害する。それで降伏を受け入れてくれ。オレ達の完敗だ・・・。これで借り2つだな」 「若!なにをっ!!・・・我らも自害する。頼む!!あの者達を解放し降伏を受け入れてくれ」 「おーハラキリだ!ハラキリ…

闇と光 第79話 ハイロリの闘い1

「開戦だっ!! ハイロリが闘気を解放している。漆黒に包まれし男が立っている。相手からは聞いていない。誰だ参加すると言ったやつなど焦燥の声が聞こえるね。もう始まってるのにね。あははっ」 「命唱!我はハイロリ!小魔王なり!」 「命唱!我が深淵なる…

闇と光 第78話 ハイロリの敵

「さぁ!現在時刻は18時30分!!会場のボルテージは最高潮に上がっているぅぅぅ。各支部のトップランカー達が早々に前線から引いてくれたおかげだ。感謝の言葉を述べよう!! ボーナスイベントも進行中だ!!ただ今のオッズは 日本ランカー多数のギルド大軍…

闇と光 第77話 5英雄

「さて私が話そう。アリスに子供ができた時に話すつもりだったんだ。アリスの両親の話をな・・・」 アデルソンが話し始めた。なんで悪人なの?という突っ込みは今回流石に辞めた。そこまで空気読めない男ではない。 数千年前の出来事だ。この惑星は元々住人…

闇と光 第76話 和解

さて時間が決まったことで人が減ってきた。やっと静かな聖地に戻ってくれたよ。落ち着いてフーカば姉ちゃんと話すことができる。 「さてフーカば姉ちゃん。アリスに聞いたと思うが子供を授かった。いつもアリスが世話になってるので1番最初に報告にきたんだ…

闇と光 第75話 悪魔の誘惑

「デキウス。ポレモスの上のPVはないのか?」 「それはどういう意味だい?」 「オレに文句があるやつがどうやら多いらしい。オレに対してだけならどうでもいいんだけど・・・あろうことか嫁達に文句があるやつらがいる・・・まとめて相手をしてやろうかと思…

闇と光 第74話 生贄なしの特殊召喚

「あらん・・・待ちくたびれたわお兄さん」 「ホントごめん。先に謝る。スルーで」 有無を言わさず結界で閉じ込める。次は・・・さっきから小声で呪いの呪文ずっと唱えてら・・・。 「ハーレム野郎死すべし・・・ぶつぶつ」 「で・・・お前らはなんだ?」 「…

闇と光 第73話 ご対面

がやがやうるさい。マナで結界を張ってるからこっちにはこれないんだけどな。ソーシャルディスタンスは大事よ。オレは濃厚接触したい派だけど。 「うるせぇぞ。とりあえず集団の頭だけ集まれ。残りはステイホームだ!お家に帰ってママのおっぱいでも飲んでろ…

闇と光 第72話 集う来訪者

「ぬしらはなんだいっ!?あたしのシマだと知ってここにきたのかい!?」 「ばばあは下がっておけ。ね?僕に任せてお姉ちゃん」 「はぅ・・・あなたが言うならそうするわ」 「アリス。フーカば姉ちゃんに代わりに報告してきてくれ。オレはこいつらの相手をし…

闇と光 第71話 襲来するBBA

おはよう。昨日は3人ともアリスのお腹に顔をくっつけていた。オレはまだ聞こえないだろと言いながら微笑ましくその様子を見守っていた。仲の良い彼女達を見ていると姉妹達のように見える。姉妹は全部オレの嫁だがな。せっかくなのでフーカお姉様に報告にいこ…

闇と光 第70話 アリスの告白

おっさんに挑み始めてから半年が経った。やっと30秒くらいは闘えるようになった。本日2度目の挑戦中だ。 「ぬぅ。ちょろちょろ小賢しいわっ!」 「しょうがねぇだろ。マナそれなりに入れないとあんたに効かないんだから努力を褒めやがれ」 「漢と漢の闘いに…

闇と光 第69話 お風呂

遅い。オレは遅すぎる。マナの操作速度が。命唱をなんとか唱えたがおっさんは闘気のみで返してきた。命唱をかけるスピードも遅すぎる。なにがいけない。基本スペックの違いはある。だがオレもそこに辿り着けないわけじゃないんだ。おっさんという強さが存在…

闇と光 第68話 2人きりの時間

昼食を済ませたオレ達はそれぞれの日常に戻った。アリスはリヒテル様と修行へ。アヤネと唯は道場へ。唯には才能があるそうだ。そして剣などは問題ないのだが・・・棍棒系の武器を持つと性格が変わるそうだ。まぁそういうところもチャームポイントだね。気の…

闇と光 第67話 2人だけの秘密

「また女の匂いが濃くなってるな。同じ女か。お主も好きよのぉ」 「当たり前だ。最愛の女の子の1人だぞ。いくらでも欲しい。防御するにはフェイントが必要。攻撃は最大の防御。防御するには攻撃がいる。そうあんたは伝えたかったんだろ?」 「なに難しいこと…

闇と光 第66話 フェイント

オレは歩きながら転移塔に向かっている。その間ずっと考えていた。とりあえず瞬殺されたのはオレの油断。だが万全の状態だとして受けられていたのであろうか。はじめから命唱状態で向かうのは不可能だしな。転移するとマナが転移先で再構成されるから素の状…

闇と光 第65話 謎のおっさん

「ほれ中に入るぞ」 着いた場所は転移塔だった。どこにいくのだろうか。ただ問題がある。 「おっさん。オレまだこの街以外転移できないぞ?」 「心配せんでもよいわ。ついてこい」 オレはおっさんについて黙ってついていく。奥にどんどん進んでいく。来たこ…

闇と光 第64話 おっさんの弟子

さてとそろそろ帰るとしよう。待たせてしまっているだろうからな。その前にすることがある。 「デキウス。いるんだろ?」 「最高にいいものを見せてもらったよ」 「やっぱり見てたのか。アーロン。七瀬唯のアバターを取り払ってくれ」 「彼女ね。わかったよ…

闇と光 第63話 真・出会ってしまった2人

匂いのない地点に辿り着く。そこも同じく上空である。なにも見えない。だがなにかがそこにはある。口には出さないで命唱していこう。 単発ではなにも見えない。 弐連段命唱。まだなにも変わらない。 参連段命唱。なにも見えない?気のせいなのか。だがそこに…

闇と光 第62話 黒い悪魔

オレは残り少ない時間で彼女達を抱きしめ、彼女達と出来る限り触れ合った。唇は常に塞がっている状態だった。その場ですぐにしていたので2人の部下達からボス可愛い。テイラー様が赤くなってる。など声援が飛んでいた。そろそろ幸せな時間も終わりを迎えるよ…

闇と光 第61話 乱入する8人目の特異点

「慶太・・・ダメって言ったのに」 「素晴らしい一撃です。ご主人様」 「あの黒いのなんなの?」 「ダーリンの闇のマナって言ってたよ」 実況席にある闇に会場中の視線がいく。観客達が口々に叫んでいる。 「あはっ!カラスさんだ〜」 「カーチャあれがそう…

闇と光 第60話 第3回バトルロイヤル開幕

オレは泣いた。さっきよりも泣いた。4人に捨てられてしまったらしい。帰ってきても結局ひとりなんだよ・・・。 4人の笑い声が聞こえる。みんな謝ってくる。こっちは世界の終わりだったというのに。4人とも強く抱きしめてくれる。 「・・・ぞれやめて」 「ダ…

闇と光 第59話 新しい恋人はおっさん

「さて聞いた上でもう1回言うね。オレは七瀬唯。君が欲しい。愛しているこの気持ちはずっと変える気もないし変わらない。オレもひとりが嫌だ。ひとりは怖い。だから一生そばにいてほしい。なにがあってもオレは唯を離さないから」 「ボクを一生離さないでく…

闇と光 第58話 七瀬唯1

ボクは紅羽(あかう)マリア。清純派アイドルをしていた。歌手デビューが決まり、会社の意向に従いアイドル化していった。歌はヒットし、アニメやゲームの挿入歌、主題歌も数多く歌わさせてもらった。新人賞獲得。オリコン連続1位も続いていた。 しかしボクの…

闇と光 第57話 おっさんはオレのものだ

「待てぃ!!そいつはオレのものだ!オレのものに傷をつけるなら地獄を見るぞ?」 「なに言ってるんだこいつ。頭いかれてんのか?こんな役立たずに何の価値がある」 「動けないおっさんはただのおっさんなんだよ。サンドバッグになるくらいしか価値がないん…

闇と光 第56話 新たな出会いの兆し

「動くな。死にたくなければ頭の後ろに手を組め」 「ほう。誰に向かってやっているかわかってるのか?その程度自分でどうにかできるわ!・・・なに」 「ほぅ・・・もう1度だけ聞く。死にたくなければ頭の後ろに手を組め。動かせるならな」 「・・・お前何者…

闇と光 第55話 ハイロリの帰還

目が覚める。懐かしい景色だ。何十年ぶりに見る天井。色々な骨をポキポキ鳴らす。体を伸ばすと気持ちいい。体に3人の匂いが染み込んでいる。ありがとう。いい女を彼女にできてオレは幸せだよ。 庭にでてみる。なんだ?鳥が遠くにいっぱい見える。どうなって…

闇と光 第54話 修行の終わり

感覚のない空間を漂っている。懐かしい感覚だ。どれくらいここにオレはいるのだろう。どれくらい時間が経っているのだろう。感覚が戻っていく。どうやら次のステージにいくらしい。 「やぁ。聞いてもいいかい?」 「ならこっちからも聞いてもいいか?」 「な…